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サッカー「ミュージアム」の素 111 [M@ミュージアムマネージャー]

眠いです。

いまさら聞けないサッカーのこと

今日はプレーヤーズフィールド。
つまり選手がプレーをする場所です。
この場所のことを、JFA Jリーグではピッチと呼んでいます。
決してサッカーコートとか、グラウンドとは呼びません。

天然芝のフィールドが105mx68mの大きさに、
12cm幅の白い水性塗料でラインがひかれ仕切られています。
ワールドカップではこの大きさが基準です。

基準というのは、
これより大きくても小さくても許容範囲にあり、
世界中いろんなところで行われているサッカーの世界では、
大きさも様々なピッチが存在しているということです

天然芝でなければならない部分は、
2002年大会時においては、
最低でも110mX73m、決勝横浜国際総合競技場は115mX73mとされました。
これは選手の安全を充分に考えた必要な処置です。
ライン際の大胆なプレー、
ゴールがある場所=ゴールエリアにおけるキーパーの
身を投げてでも止めようとするパフォーマンス
これらは、この天然芝の余白による安心感による
ところが大きいと考えます。

ところが日本国内においては、
陸上競技場併設のスタジアムでは、
この天然芝部分を充分にとることが非常に困難です。
日本の陸上のトラックのアール部分がかかってしまうからです。
ヨーロッパの陸上競技場の基準ではトラックの中に
サッカーで必要な芝生の部分が入ってしまうのに、
日本ではこれができません。
ですので、ワールドカップ開催前に工事でアンツカーをはがして天然芝を増殖し、
2002年ワールドカップが終了とともに悲しいかな、
アンツーカーで天然芝は埋め戻されてしまいました。
ゴールの中に人口芝のカーペットが引いてあるスタジアムなんて
日本くらいでしか見たことありません。

105mx68mの真ん中に、陣地を分けるライン=ハーフウェーラインがあります。
その中央にセンターマークがあり、
そこを中心として10yds=9.15mの円が描かれます。
この円のことをセンターサークルと呼びます。

両方の陣地にゴールがあります。
ゴールポストの内側は幅8yds=7.32m 
地面から横棒=クロスバーと呼びます、までが8ft=2.44mです。
ゴールのポスト、クロスバーとも幅、厚さは12cmです。
(つまりラインの幅と一緒です。)
ワールドカップではゴールは円形で、金属製のものが使われます。(楕円や四角はだめです)
ネットはゴール後ろの補助ポールで引っ張られます。
1994年アメリカ大会までは、ネットひろげるサイドバーが合ったのですが、
ご存知の方もあるでしょうがボッキリ折れてしまって、
試合中断したことがあります。

キャプテン翼ではクロスバーの上に
ディフェンダーの選手が2人ものっかったりしていますが、
だめです。

フットボールとしてルーツが同じラグビーは
ゴールポストの内側が幅18 ft 6inc=5.64m
クロスバーまでが10ft=3.05mです。
似ているといえば似ていますが、
クロスバーの下のゴールがサッカー、
クロスバーの上のゴールがラグビー、
というところが面白いですね。

1863年にFA(イングランドサッカー協会)ができた時には、
まだゴールにクロスバーはありませんでした。
ただの棒が2本立っていました。
クロスバーはサッカーにとって画期的な発明だったんですよ。
このころのサッカーはフェアキャッチといって
手を使っても良かったです。
1868年に手を使うことが禁止され、ようやくゴールキーパーが生まれました。
でもゴールキーパーがどこまでも手を使ってよかったために
1910年にはゴールキーパーが手を使って得点を上げる
なんてことが起きてしまい、
ゴールキーパーが手を使っていい範囲として、
ペナルティエリアが設けられました。

ペナルティエリアは、ゴールポスト左右の内側から18Yds=16.5mのところに、
18Yds=16.5mのラインを平行に引きそのラインを結んだ四角です。
ここの中で反則したらペナルティキックです。

ちなみに、英国のパブリックスクールで
盛んにフットボールが行われていた頃のことですが、
ゴールにネットが張られる前は、
ゴールポストの2本の棒の間には下級生が並ばされていました。
真冬でも薄着で何時間も立たされて、
飛んでくるボールや人間をよけてはいけませんでした。
簡単な話「いじめ」です。
ネットの代わりですから、決してゴールキーパーとして「いじめた」いうわけではありません。
結局見栄えが悪いので、ネットが発明されました。

105mx68mの各コーナーには
フラッグポスト5ft=1.5mが立ちます。
これは、相手ゴールまでのエンドライン、タッチラインが分かるようにです。
スタジアムがあるとそれなりに距離感が分かりますが、
客席もなにもない野原や砂漠のまんなかだと、
ハーフウェーラインにもフラッグポストを立てます。(任意です。)

華麗なるオーバーラップ。
100mを駆け上がったものの、逆にカウンターをくらい、
100m全力で戻るということがよくあります。
死にそうになります。


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はねP

『SAMURAI BLUE 2006』ってワールドカップドイツ大会に向けた戦いに臨むための日本代表のキャッチフレーズかと思いますが本大会が終了したらキャッチフレーズはどうなるんでしょうかねえ?その前の『Go for 2006!』は2006年ワールドカップ本大会参加に向けてがんばっていこうと明確な意味があってわかりやすかったですけど。『Go for 2006!』『SAMURAI BLUE 2006』もどちらも大好きなキャッチフレーズです。

by はねP (2006-05-31 15:01) 

はねP

ドイツのボンのベートーベン像に日本代表ユニフォームを着せようなんてことが実現するかもしれないと記事でよみました。2002年のときはグリコの広告が日本代表ユニフォーム着せたバージョンになりましたね。今回はこういったのはどこかで見られそうですか?上野の西郷さんや渋谷のハチ公や奈良の大仏が日本代表ユニフォーム着たらユニークでしょうね。(^O^)

by はねP (2006-05-31 15:47) 

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